もしかして危険?ファンヒーターを使用した時など突然電気が切れた原因と対処方

日々の日記

急に寒くなってきましたが、そろそろ暖房が無いと辛い気温です。

お手軽な暖房器具の電気ファンヒーター、石油ストーブ等に比べて安全なイメージですがいざ使用していると突然家中の電気が切れてしまう事があります。

大丈夫なのでしょうか?

ブレーカーの確認

まず「突然電気が切れた」とき多くの場合、ブレーカーが切れています。

夜間だと探すのが大変ですが、ブレーカーを確認してください。

ブレーカーは玄関周辺や洗面所の壁の上の方に設置してある事が多いです。

ブレーカーがOFFになっていたら一旦全ての家電のスイッチを切って、ブレーカーをONにすると多くの場合電気が戻ります。

ブレーカーが切れた原因

ブレーカーをONにして電気が使えたら良いのですが、問題はなぜブレーカーが切れたかです。

使用量が多すぎた

最も多い原因は一度に大量の電気を使用したせいです。

ブレーカーには一度に使用できる電流の上限が設定されており、それ以上使用すると切れる仕組みになっているのです。

ブレーカーを見ていただくと「A(アンペア)」が書いてあり、それが一度に使用できる電気の上限です(色でわかるブレーカーもあります)。

20Aなら20アンペア、30Aなら30アンペアまで使用でき、それ以上になるとブレーカーは切れます。

しかし、多くの家電をみると「W(ワット)」表記になっていて、電力を表します。

ここで理科の復習です。

電力W(ワット)電圧V(ボルト)×電流A(アンペア)

を思い出してください。

ほとんどの家電は100Vだと思いますので、20Aなら2000W30Aなら3000Wまで使える計算です。

実はギリギリ?な電気の使用量

それでは家電の電気の使用量を確認してみてください。

まずは電気ファンヒーターですが・・・む!小型でも1000W超えてるのが多いです!大型だと1600Wもあり、ファンヒータだけでかなりのキャパを使用している計算です。

見た目小型でも予想以上の大食いなのです。

他に常時使用していると思われる冷蔵庫が250Wぐらい、電子レンジが500~700Wなどになります。

つまり、朝起きて寒いので電気ファンヒーターを付けて電子レンジでコーヒーを温める、そしてTVを見ながらドライヤーで髪の毛を整えた・・等の冬の朝普通の光景は、電力使用量的にはギリギリでいつ切れても不思議はありません。

各家電の電気の使用量を確認

一般的に直接熱を発生させるファンヒーターやストーブ、アイロンやドライヤー等は電気使用量が大きいです。

ちなみにエアコンは立ち上がりの時多くの電気を使用しますが、その後は半分ぐらいになります。

電子レンジは何ワットで温めるか設定できるはず。

その他ほとんどの家電にどれだけ電気を消費するか書いてあるはずです。

計算して電気を使用

まずブレーカーを確認して、どれだけ一度に使えるか確認します。

次に一度に使用する家電の消費電力の合計を計算して、容量を超えないように使用します。

電気ファンヒーターやストーブは大食いなので要注意、他の家電と併用するとかなりの確率でオーバーします。

容量オーバー以外の原因

容量オーバー以外が原因でブレーカーが切れる場合、危険な時があるので早急な対応が必要です。

可能性として高いのが、どこかがショートしている場合です。

コンセントに刺した部分にホコリが溜まったり、コードが断線したり、家電が故障したり等でショートする事があります。

火災の原因になるので、早急に確認してみてください。

特にたこ足配線をしていたら火災リスクが高まります

たこ足配線しまくった上にホコリが溜まる・・もはや時限爆弾に見えます。

他に考えられるのは漏電で、建物が古いと配線も古いので不具合の可能性があります。

この場合個人で修理は難しいので、専門家に見てもらう必要があります。

まずはセルフチェック

寒くなった途端「ブレーカーが切れる」とお電話をいただく事が多いのですが、9割以上の原因が電気ファンヒータです。

また、いざと言う時ブレーカーの場所がわからないと困るので、普段からどこにあるのか確認しておいてください。

最後に・・電気の使用量が多いということは、当然電気代も高くなります!

契約によっては使用量が増えると単価も上がるパターンも多いので、電気ファンヒータは注意です。

経年で配線に不具合がある場合、何らかの予兆があると思います。

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