極端に安い物件は大丈夫なのか?【賃貸物件】【売買物件】

物件調査日誌

ネットや広告などを見ていると、まれに凄く安いお部屋があります。

確かに気にはなるかもしれませんが、あまりに不安でお問い合わせにも躊躇してしまうこともあります。

安いのはオトクではなくリスクと言う言葉もありますが、ご説明します。

安いには安い理由が有る

安いのはオトクではなくリスクといいましたが、ほとんどの場合安いには安い理由があります。

安くなる主な理由の例をあげます。

物件の状態が悪い

わかりやすいのはとりあえず古い事です。

ただし、古くても大切に使われたお部屋は状態が良くキレイです。

新築でない限りは賃貸でも中古物件、当然誰かが住んだ後のお部屋です。古くてもしっかり改装してあればキレイです。ただその場合家賃は特に安くない事もあります。

古くて家賃が安い物件は古いだけではなく、メンテナンスも悪いケースが多いですし、そこまで古くなくても傷んでるばあいもあります。

とにかく安くしてお客を探すケースで、一言で言うと「古くてボロだけど安いから我慢して」となります。

典型的な安かろう悪かろうになります。

売れ残ったから安い

新築の建売住宅だと完成から1年経過してしまうと新築と書いて広告できません。

扱い上は中古になり、備考で築後未入居物件と書いてあったりします。

イメージ的に新築と中古では大幅に変わるので、売り主としては安くしても何とか売りたいとなるのです。

買主としてはかなりお得な物件が多いです。

なぜなら新築(築11ヵ月)と中古(築13ヵ月未使用)の違いが気になりますか?

ただ、1年以上残っている物件は「こだわり過ぎの内装」などが多いです。デザイナーが張り切りすぎてこだわり過ぎた結果、万人ウケしなくなったケースです。

デザイナーズ物件なのになぜか安いそんな物件になります。

この場合趣味が合いさえすれば、凄く良い買い物になります。

繁忙期末期の賃貸

単身向け賃貸物件だと、春以外は新規の借主が少ないです。特に学生向け物件だと春を逃すと1年空室になってしまいます。

多少値下げしてでも何とか入ってもらおうと、値引き合戦になる事もあります。

これも借りる側からするとお得なのですが、あまり狙いすぎると部屋が埋まるリスクがあります。

どれだけ売れ残るかはその時が来ないとわかりませんので、狙うなら余裕のある時の方が良いです。

告知事項がある

借主買主に告知が義務づけられている瑕疵があることです。

瑕疵とは「隠れた欠陥」の事ですが、全然隠れてない物もあれば、わかりにくいものもあります。

大きくわけて4種類あります。

心理的瑕疵

いわゆる事故物件で、借主買主が精神的に嫌な事件や事故があったケースです。

ただ、明確な規定がなく「ここまでが告知」と決めるのが難しいです。

当社ではわかる範囲では全て告知していますが、例えば古い古民家で病死した人が居るか居ないかなど調べようがないケースもあります。

古い中古売り物件だと売却理由が「相続したけど要らない」事案が多いです。その場合間違いなく所有者は亡くなっているはずなので、どこかでは亡くなっているだろうと認識する必要があります。

自然死の場合孤独死で長期間放置でもされない限り告知事項になりにくいです。

環境的瑕疵

建物ではなく立地が要因の瑕疵です。

最もわかりやすいのが反社会的勢力や宗教関連の事務所があったり、ごみ処理施設などがあったりなどです。

また、騒音も瑕疵にあたります。周辺に交通量の多い道路があると便利ですがうるさいかもしれません。また、学校が近いと騒がしいかもしれません。

寺社仏閣、特にお寺があるとお墓があります。

近隣にトラブルを起こす人がいるかもしれません。

物理的瑕疵

建物その物の不具合です。わかりやすいのが雨漏りで、シミや水の流れた後があります。

その他シロアリや傾きなど色々な不具合があります。

旧耐震の物件だと耐震強度が不足していたりします。

購入前にインスペクションなどを利用して、確認をしてください。

法的瑕疵

建物を建築する場合、建築基準法消防法都市計画法に従って建築する必要があります。

現在は違反していると建築その物ができませんが、古い物件だと「建てた時はOKだった」建物があります。

法律は何度も改正されているので、旧耐震など当時の基準で建てた建物です。これを「既存不適合建築物」といいます。

一番の問題は建て替えの時で、特に消防法に抵触する場合建て壊すともう建築できない場所もあります。

これを「再建築不可」といいます。

賃貸だと法的瑕疵はあまり関係ないかもしれませんが、他は契約前にしっかり確認してください。

立地が悪いから安い

環境瑕疵とまではいかなくても、立地も価格が安くなる要因です。

道が狭かったり、買い物が不便だったりのケースです。

ただ不便な田舎だから安くなっている場合は、不便を気にならないレベルで自然や田園風景が好きな方には超お得物件となりえます。

知名度が低いから安い

大手メーカーや業者は知名度が高いので集客力が大きいです。

最近の傾向として特に顕著で「とりあえずCMやっている大手」に行くお客様は多いのです。

ネットでも広告が多いですし、HPなどもプロが作っているので見栄えが良いです(当HPは私の手作りです。ご拝読いただきありがとうございます)。

なので、どうしても知名度のない地元工務店や業者はお客様が少なくなりがちです。

わかりやすく言うと「マクドナルドは行列してるのに、隣のパン屋はガラガラ」のような状態になっているのです。

小さなパン屋でも美味しいハンバーガーがあるかもしれませんよ。

リスクを確認して判断する

とりあえず安いからと言って契約してしまうと、後からでは取り返しがつきません。

安いリスクをきちんと確認して、許容できるか判断してください。

売り物件だと間違いなく何らかの事情で売りに出ています。

先の「相続したけど不必要だ」とか、「離婚したから処分したい」などから「騒音がうるさいから売りたい」「周辺治安が悪化したから売りたい」など様々です。

タイトルとURLをコピーしました